様々な言語が飛び交う国、スイス。
国語が4つもあるマルチリンガル国家な上に移民もとても多く、10人に1人は外国人とか。
3ヶ国語を流暢に話す人は全く珍しくない。
そして私の旦那はそんな国のフランス語圏の出身で我々一家はその近くに住んでいた。
夫婦間での会話は基本的に日本語だったため私は職場でフランス語を覚えたようなもので、いつも決まった言い回しや限られた単語ばかり使っていたが、日常でもその単語を駆使して何となく生活できていた。
そして息子が生まれ旦那は彼に対してフランス語で話し始めた。
息子が自分より流暢なフランス語を話す日が来るのはもはや時間の問題。
ネイティブな息子と張り合う気はないがあまりに馬鹿にされるのもシャクだなーなんて考えながら、私も便乗してフランス語のボキャブラリー増やそうかと彼らの会話に聞き耳を立てていると「え、今の何なの?」となる単語を耳にすることが度々ある。
今日は日本人である私がフランス語で聞いて何のことを意味するのかわからなかった単語をご紹介。
日本人も英語を適当に日本語風に発音してることはこの際棚に上げていきましょう。
今の何なのランキング〜
5位 ケータリング
正解: キース・ヘリング(Keith Haring)
これは単にアルファベットをフランス語読みしただけのようだが、初めは何度聞き返してもケータリング(catering)にしか聞こえず、何の話をしているのかサッパリわからなくなった。
4位 ダルクバドール
正解: ダースベイダー(Dark Vador)
こちらは英語でDarth Vaderなので名前の表記自体が違う。フランス語で発音しやすい名前に変えられてしまったようだ。
これはよくあることのようだ。ダースベイダーはまだちょっと似ているほう。フランスでは日本のアニメが人気だが、主人公の名前はよくフランス語の名前に変えられている。有名なのは冴羽獠がニッキー・ラルソン、キャプテン翼の翼はオリビエなど。え、誰それ?ってなる。
3位 ミケ
正解: ミッキーマウス
三毛猫かと思いきやネズミかいな。Mickeyをフランス語で発音するとこうなるよう。
2位 エロキティ
正解: ハローキティ
これは想像がつくかな。Hello Kitty 。知ってる人も多いと思うがフランス語はHを発音しない。従ってエロキティ。あんなにイノセントな顔してエロキティ。
うちの息子はアニメ『はなかっぱ』が最近のお気に入りだが、しっかり『あなかっぱ』と発音する。お気の毒に、穴かっぱ。
1位 ギリギリ
正解: こちょこちょ
つまりくすぐるときの擬態語。初めて聞いたときは衝撃を受けた。ギリギリ〜‼︎と言いながらこちょこちょする。似ても似つかぬオノマトペ。
こちょこちょって、その言葉とくすぐる動作がセットで初めてくすぐったく感じるように思える。ギリギリ〜とくすぐられても私の反応は悪い。なので息子は私にはこちょこちょ、旦那にはギリギリする。
お疲れ息子よ。バイリンガルになってくれたらパパもママもしめしめだよ。